「涙の訳。」

君の涙のわけを 僕は聞いた方がいいのかな
真っ直ぐに見つめる先には 何もないみたいだね


ここの曇り空は ここの景色の一部みたいに 君と僕に馴染んでいるよ
誰か あの子にたくさん愛をあげたいから 僕に溢れる程の愛を下さい
どこまでも歩いても 見つけることが出来ないあの子に 代わりに僕が見つけてあげたいから 眼鏡を一つ分けて下さい


厚い雲の向こうに 見つめる君の想いを越えて 君の想いを越えて
僕が手渡す文字の意味を 受け取ってくれる日まで


僕はここでぼんやりしよう
僕はここで歌うとしよう
僕はここで眠るとしよう


このまま君の側にいるとしよう


〜2006年 初夏〜