贅沢は時に切なくなる

今日、久しぶりにハンバーガーショップへ行きました。
小学校低学年くらいの男の子3人を連れた若いお父さんとお母さんが近くの席に座りました。
座ったすぐから、「何やってるのよ!」「これこれって自分が言ったのじゃないの!?」「は?うるさいなぁ」・・・と、お母さんとお父さんのやりとりと、お母さんから子どもへの言葉。
・・・こわいーと思いながら、子どもちゃんたち可哀想だなぁーと思い、この子たちが大きくなったらこんな話し方するのかなぁ・・・と思い、もしそうだったら仲良くなれないだろうなぁ・・・と思いました。

どうして、そんなに怒るのかしら。

父母のやりとりを見ながら、静かーに食べる子どもたち。父母には仲良くして欲しいだろうなぁ。。。もう慣れてるのかなぁ。

そして、子どもちゃんがちょっとこぼしてしまった時、「ちょっと!落ちたでしょ、汚い!もう!!何やってるのよ!!」とえらい怒りよう。。。
仕方ないよねー、子どもだもん。いや、大人な私もよくこぼす。
落とさないように、テーブルに近づいて食べなさいね、とか言ってあげたらいいのに。
子どもは分かっているのよ、賢いのよ。同じ失敗もするけど、落としたらいけないとか分かってるのよ。怒られたことで、きっとしょんぼりして、駄目な意味なんて分かってないと思う。
落としたら、もったいないとか、虫が来るとか、ちゃんと拾って捨てなさいとかそういう注意をしてあげて欲しいわ。

そういう親子を見た後、ちょっと考える。

私は、ちゃんとお仕事があり、お給料も頂き、好きなものを買って、好きなものを食べて、周りの人に優しくされて生きている。これは、本当に贅沢なこと。私が私であるのは、本当に偶然なことで、今の時代の今のこの場所にいるから、こうやって贅沢に暮らしている。病気をしても、お医者さんが治してくれる。
でも、世の中にはまだ小さいのに親と一緒に暮らせない子とか、ゴハンも食べれない子とかたくさんいます。もし、私がそこに生まれていたら、私はすぐに死んでいたような気がします。
だから、今の私は生かされているのだなぁと思うのです。
生きて、自分のやるべきことをやらなきゃいけないのだなぁと。

今日は、お休みで、フラリとお出掛けし、ちょっと贅沢な一日だったので、よい一日だったなーと思う反面、贅沢してる場合じゃないのになーと思ったのでした。

こんな風にゆっくり考えるゆとりがあるのは、またさらに贅沢なんだろうね。
あの親子の父母は、そんなゆとりないのだろうなぁ。。。